--------
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-09-13
湯本香樹実
![]() | 春のオルガン (新潮文庫 ゆ 6-3) (2008/06/30) 湯本 香樹実 商品詳細を見る |
またもや読みました。
この作家さんの作品を全部読破したわけではありませんが・・・
ここまできて、全部主要登場人物が小学生くらいの男の子や女の子と老人。
とくに小学生くらいの子どもの思考、行動、感情などをよく表現されているという事に
驚きを感じるというか・・・
よく覚えているな~今も少女のような気持を持っている人なのだなと感じます。
私などは、毎日さえずる小鳥の声や、歩いていて水溜りを飛び越えた事なんか、
とくに頭で改めてその行動を言葉に置き換える事もないので、
文章を読んでいると改めて凄いな~と思うのです。
その文章を読むことによって、いつも目から入ってくる情景が浮かぶからです。
いつもは言葉として置き換えず、パッと目から入ってくるものを言葉で読む。
その言葉を作る。置き換える。
すごい能力ですよね。
この作家さんの書く主人公は、みな物凄く繊細な子どもが多いですね。
ある意味、生きにくさを感じるタイプの子。
感受性の強い子です。
こういう子は、言葉がなくても人間の思いに強く反応してしまうので、大変だと思う。
そんな子が主人公な作品です。
オススメです。

スポンサーサイト
コメントの投稿
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
Powered by FC2 Blog
Copyright © ひまつぶし的ある日の出来事 All Rights Reserved.